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寳藏 智志

2006年入社/鹿児島県姶良市出身/霧島市立国分中央高等学校卒

鋳造課のエース。製品づくりの心臓部とも言われる溶解を主として担う。高校では農業を専攻したが、モノづくりに強い関心をもち、九州タブチに就職した。これまで本職の鋳造以外にも、機械加工や組み立てなど各現場で製品づくりの経験を積んだ。鋳造は、加工時に型の中が見えないため、経験が大きくものをいう。だからこそ奥深く、面白いと言う。

寳藏 理恵

2003年入社/鹿児島県姶良市出身/霧島市立国分中央高等学校卒

製品づくりのアンカーとなる給水設備製品課の管理職。製品組み立ての手順などを立案し、現場を効率良く回す。工場の“水すまし”とも呼ばれる。現場を旋回するように動き、部品を適所に供給したり、遅れがちな作業をフォローしたりする。さらに製品の外観検査でも高い技量を有し、高品質維持に寄与する。九州タブチのスーパーウーマンだ。

結婚してどのくらいですか? なれそめを聞かせてください。

理恵2016年の入籍で、結婚して2年余りです。

智志職場で出会いました。以前、機械課に配属されていたことがあって、働くフロアが同じでした。そのころ彼女は怖かったですけど(笑)。

理恵仕事で、私が彼の後工程を受け持っていたので、前工程にフィードバックする際、「不良が出ていますよ」と、つい強く言ってしまうことがあったんです。彼はそれにおびえていたようです(笑)。

そんな仕事上の関係が交際へと発展したんですね。

智志私も彼女も、休日などによく職場のみんなと出かけていました。食事をしたり、遊んだりして、プライベートでも多くの時間を過ごしていました。ですから2人がというわけでなく、みんなと親しくなっていきました。

理恵一緒にいる中で、彼っていいところがあるな、と意識することがたびたびありました。そのうち2人だけでも出かけるようになり、2年ほどの交際を経て結婚しました。

同じ職場の人と結婚することに抵抗ありませんでしたか?

理恵逆に、生活しやすいはず、というイメージがありました。仕事のことを分かっているので、仮に帰りが遅くなったりしても、どうして早く帰って来ないとか、なぜ家事ができていないとか、そういう気持ちのズレが起こりにくいだろうと思ったんです。実際、とても理解してもらえていると思います。

智志その点はお互いに大きなプラスです。同じ職場で良かったと、たびたび実感します。

智志さんは現在、鋳造課で勤務しているそうですが、理恵さんと仕事上の接点はありますか?

智志妻は、製品の組み立てだけでなく、外観検査も受け持っています。外観の欠陥は鋳造を原因とするものが多いので、不良が出たときなどは、指摘されます。

理恵一緒に働く機会は少ないのですが、夫のことは鋳造技術者として尊敬しています。作業を見せてもらったことがあって、精度とスピードが求められる中で、熟練した手際の良さに驚かされました。

出勤は一緒にしているのですか?

理恵それぞれの工場が離れた場所にあるため、出勤も帰宅も別々です。会社で顔を合わせることはほとんどありません。

智志私は夜勤の日もあるので、1日中、妻と会わない日もあります。

理恵それでも気持ちの面では、すれ違いを感じません。やはり仕事を分かっているのが大きいです。どんな人たちと、どういう作業をしているのかイメージできるので安心感があります。

理恵さんにとって、仕事とはどういうものですか?

理恵家庭と同じように大切なものです。私は仕事をしていないと、生活のペースがつかめないんです。プライベートと仕事の両方があって、初めて本当の私でいられる気がします。

家事はどうしていますか?

理恵分担しています。夜勤のときなど、夫は家事を済ませてから出勤してくれます。毎日しっかり役割を果たしてくれます。

智志家事の負担は感じません。共働きである以上、任せっきりにしたくないので、これからもしっかり分担していきたいです。

家族設計について聞かせてください。

理恵将来的には子どもがほしいです。

智志できれば早くほしいですね。

お子さんができたら、理恵さんは仕事を続けますか?

理恵もちろん続けます。これまで何人もの先輩たちが産休を取ったあと、職場に復帰しています。私もそうすると決めています。会社の在り方が、それが当たり前のようになりつつあります。

仕事と子育てを両立させるには、周りの理解や支えも必要ですよね。

理恵九州タブチには働きながら無理なく子育てできる環境があると思います。子育てを経験している先輩が多いこともあり、小さな子どものいる社員に対して、職場の理解があります。子どもや家庭を優先していいよという空気を肌で感じます。会社や職場がサポートしてくれるという安心感があります。

智志さんは子育てについてどう思っていますか?

智志子どもが好きなので、できる限り妻と一緒に子育てしたいです。

理恵夫も長期の育休が取れたらいいなと思っています。せっかく同じ会社に勤めているのだから、私が早目に職場復帰して、代わりに夫が育休に入るという選択肢もあるはずです。

九州タブチに入社した経緯を振り返ってもらえますか?

智志高校のとき、何度か工場見学をして、入社したいと思うようになりました。雰囲気がすごく良くて、働きやすさを感じました。

理恵小さなころから工作が好きでモノづくりに興味があったのと、友人の父が勤めていて親近感をもったことなどで入社へと気持ちが傾いていきました。

お二人が感じる九州タブチの良さを教えてください。

智志仲間の素晴らしさです。この会社のフレンドリーな雰囲気が大好きです。

理恵職場の仲間には、仕事でもプライベートでも、小さなことから相談できます。旅行の計画を一緒に立てたりして、息抜きもみんなでできます。友だちを超えている感じがします。

あらためて、九州タブチに入社したことをどう思いますか?

智志もちろん良かったですね。妻と巡り会い、一生付き合っていける仲間もできました。

理恵職場環境がすごく恵まれていると思います。他社に就職した友人は、結婚して辞めている人が多いので、その心配がない点でも良かったと思っています。

目標を聞かせてください。

智志当社の工場に限らず、鋳造はさまざまな危険が潜む仕事です。そのリスクを1つでも少なくしていきたい。働き方の改善や設備の改良などを続けることで、みんながより安全に働ける環境にしていきたいと思っています。

理恵「九州タブチは何を造っている会社なの?」と聞かれることがあります。もっと会社のことを知ってもらえるよう、広くアピールできたらと思います。そして、より多くの皆さまに、当社の製品を選んでいただけるよう、しっかりモノづくりに励むことが目標です。

プライベートではどうですか?

理恵何でも相談できたり、たわいもないことでも笑えたりする、夫婦でずっといたいですね。

智志目標と言うか、海外旅行をしたいですね。新婚旅行は2週間の休みを取って、オーストラリアとハワイに行きました。最高に楽しかったので、また行けたらうれしいです。

ずいぶん長く休めましたね。

理恵新婚旅行の候補地が2つあって迷っていました。それを社長に伝えたら、「だったらどちらも行けばいい」と言ってくれたんです。大喜びで、そうさせてもらいました。すごく忙しい時期に休みを取って、みんなには申し訳ありませんでしたが、後に続く社員のために、良い前例をつくれたと思っています(笑)。

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